極秘裏に進めていた計画を実行する時に司令官が用いるベタ語。
なお、このベタ語が用いられる場面は、攻撃をする側とされる側の双方にありえる。
主人公が攻撃される側にあり、戦友が死ぬ場合の方が一般的にドラマ度が高いとされる。
『用例』(攻撃する側)
荒波の中を突き進む輸送艦。今や国境を侵犯しようとしている。
兵士A 「おい、国境侵犯じゃないのか?」
兵士B 「遂にやるのかもしれんな・・・」
兵士A 「開戦するつもりか・・・」
兵士B 「お偉方の考えることは分からんさ」
スピーカーノイズが鳴り響き司令官のアナウンスが入る
司令官 「勇敢なる兵士諸君。我々は今トルメキア共和国の国境を通過した。今回の諸君たちの任務は、敵前線基地の確保にある。この戦いは我々に数々の苦渋を舐めさせたトルメキア共和国への報復の第一歩である。総員は直ちに出撃体制に入り。強襲揚陸艇により敵前線基地を征圧せよ!」
ガチャガチャ兵装を鳴らし各人が準備を始める。その間もアナウンスは続く。
兵士A 「やはり戦争なのか・・・」
兵士B 「グズグズするな死にたくなければ準備しろ」
司令官 「・・・今こそ裁きの雷を!総員攻撃準備!これは演習ではない!繰り返す!これは演習ではない!!」
『用例2』(攻撃される側)
突如鳴り響く空襲警報。
司令官 「空襲警報。空襲警報。オラント国が、わが国の領空及び領海を侵犯した模様。現在、敵爆撃機の編隊がこの基地に向けて飛来中。総員迎撃体制を取れ!」
兵士A 「何!?」
兵士B 「また何時もの演習だろ?暇つぶしには調度いいさ」
爆撃機の轟音が響き、爆雷の投下が始まる。
兵士A 「や、やつら正気が!?」
兵士B 「まずいぞ、直ぐに離陸準備!」
兵士Bが駆け出した直後。二人がいた部屋に爆弾が落ちる。
兵士Aがいたはずの空間はからっぽになっていた。
司令官 「敵の爆撃機が爆撃を開始!各航空隊は至急応戦せよ!これは演習ではない!繰り返す!これは演習ではない!!」
(Posted camel)