2005年05月13日

書籍化日記:『カテゴリーは結局どうするの?』

3月15日
ここではあまり書いてないですが、この書籍化の動きの中で
大和書房のFさんとキーツプロダクションのHさんとはちょくちょく
打ち合わせをさせていただいていました。

打ち合わせの中で特に難航したのがカテゴリーです。
ベタ辞典をより多くの方に楽しんで頂きたい。
そのためには、より分かりやすくとっつきやすくする必要がある。
そういった読んで頂ける方の視点を、お二人は教えてくれました。

なるほど。
僕たちは物を作ることにやっきになって、読んで頂ける人のことを
しっかりと考えてなかったのかもしれない。
さっそくアコナイトミーティング開催だ!

思考錯誤の長い戦いが始まりました。
辞典だから50音でもいいんじゃないか?と、根底を揺るがす発言
までもが飛び出す大混乱のミーティングでした。
最後の最後ようやくモヤモヤとしたものが見え初めて・・・
よし!ではこういう風に考えてみよう。
・まずは掴みネタ
・ちょっと突飛なネタ
・各TPOのシチュエーション
・テレビ物
TPOは6つに分かれるから全9章立てにして、テンポよく
サラサラと楽しみながら読んでもらえるようにしよう。

「んで、各カテゴリーのタイトルは?重要じゃないか?」

カテゴリー分類

案を出してみるもどんどん錯綜していきます…
われらの巨匠イロ室長がどこから仕入れてきたのか更に私たちを迷宮に追いやるような
カテゴリ名を出してきます。
・私、変われました。読者の反響が大きかったベタ語
・特選!職人が選ぶ倉出しのベタ語
・圧倒的な集客力で貴社を成功に導くベタ語
・血糖値が気になる人のベタ語
・眠っているピアノお売りくださいベタ語
などなど。
もうどうして良いのかわからなくなっていきます。

物を作るというのは本当に難しいですね。
中身を作って見せ方を考えなければいけない。
ネタに走りすぎても分かり難くなります。
頭の中がベタ辞典でいっぱいいっぱいになってきたのもこの辺りからですw

書籍版ベタ辞典は全9章立てになっています。
最初から読んでも楽しめて、本の途中をパッとあけても
楽しめるようにしたつもりです。

通勤電車の中や、テレビのコマーシャルの合間など
ふとした時にめくってもらって少しでもクスッと笑って
貰えれば嬉しいです。


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