【このがくえんからおいだしてやる】(気になるアイツは転校生語)
地球は誰のものなのだろう?時々、人はそう思うことがあるかもしれな
い。自分って一体何なのだろう………?それは思春期に誰もがぶつかる
青春の1ページだろう。そして恐る恐る自分の物差しで、周りと自分の
距離を測りはじめるのだろう。そして学校とは俺たちのものだ。学校を
変えようと、駅前の清掃とかはじめるのだが、しかし残念ながら、学園
は理事長の令嬢のものなのである。彼女が学園をしきっているのである。
というベタ語。
『用例』
アコナイト学園に、ある日突然やってきた謎の転校生「イロ」に翻弄さ
れる、生徒会会長「百合」であった………。
真弓:「会長、このまま奴をのさばらせていいですか!」
祐子:「そうですよ会長。」
真弓:「何だかんだ言って、会長も女だって言ってたらしいですよ。」
百合:「何ですって?!」
真弓:「そうですよ会長。あいつは俺が落とすって………」
祐子:「女であることを目覚めさせてやるって………。」
百合:「……………(キッ!)
アイツをこの学園から追い出してやる!」
チャイムが鳴って、生徒会室をでる真弓と、祐子。一人残る百合。
窓辺に歩みより、そっとガラスに触れ外を眺める。
百合:「イロ……。触られたところが熱い………。」
右の胸を静かに抱きしめる百合の放課後だった………。
(Offerd by
スウさん arranged & posted by イロ室長)