2007年10月24日

止まない雨はない

【やまないあめはない】(俺が助けてやる語)
あけない夜はないし、止まない雨はない。ひどいことがつづき絶望している人物に対して用いるベタ語。用いた人物が、悲惨な出来事から解放してくれればベタ度が高まる。

『用例』
突然、現れた破壊兵器。ズタズタにされた町に、雨が降る。
ミサは絶望して泣いている。

シン:「なくな」
ミサ:「もう、なんでこんなことになっちゃったの?」
シン:「泣いてもはじまんねぇだろ」
ミサ:「でも、もう…何もかも…」
シン:「止まない雨はねぇんだよ。俺が、青空を取りもどしてみせる。お前は、そこで待ってろ」

そういうと、シンは、刀をもって走り出した。

(Posted by うり)

2007年04月17日

いいニュースと悪いニュースがある

【いいにゅーすとわるいにゅーすがある】(山あり谷あり語)
良いことがあれば悪いこともあるのである。それが同時におこるのが人生である。そんなときに用いるベタ語。

『用例』
潜入捜査をしていた仲間から連絡をうけとったケィテイがもどってきた。

トニー:「いい知らせかい?」
ケィテイ:「いいニュースと悪いニュースがあるの。どっちを先に聞く?」
トニー:「いいニュースからおねがいしたいね」

(Posted by うり)
ひさしぶりすぎて、書き方をいまいち忘れました。

2006年08月29日

堅気の前でそんな話するんじゃねぇ

【かたぎのまえでそんなはなしするんじゃねぇ】(親分語)

堅気の人間がなんらかの事情で組の事件に巻き込まれたときに、親分(偉い身分)の人が使うベタ語。

『用例』

抗争つづきのある組の前でトオルはうろちょろしていた。
子分1:「やい、てめぇ。こんなところでうろちょろなにしてやがる!」
トオル:「えっ。そのぅ。」
後ろから組長が現れる。
組長:「おい。やめな。その人は私の恩人の息子さんだ」
子分1:「はっ。そうでしたか。すみません」

組長:「で、こんなところに坊やが何のようだい?」
トオル:「父が・・・」
トオルが事情を説明しようとしたちょうどその時
子分があわてて部屋に入ってきた
子分2:「あいつらチャカもって組長をやるっていきまいてますぜ!俺らもこんなとこでぼやぼやしていいんですか!やられるまえにこっちからやりに・・」
組長:「おい。だまんな。堅気さんの前でそんな話するんじゃねぇ

(Posted by うり)

2006年07月27日

おねえちゃんが勝手におくったのです

【おねえちゃんがかってにおくったのです】(デビューのきっかけは語)

アイドル事務所への応募を誰がやったのかと問われたときに用いるベタ語。真実の如何は別にして、アイドル達は、自分から応募したなどでしゃばった真似はしないのである。

『用例』

ある日のトーク番組

司会:「最近、大人気のサトピーだけど、デビューのきっかけはなんだったの?」
サトピー:「うちのねぇちゃんが勝手に応募したんすよ。ねぇちゃんが、カッチの大ファンでお前サインもらって来いって」

(Posted by うり)

2006年07月03日

顔だけはやめて

【かおだけはやめて】(そこは商売道具なの語)
顔を商売道具としている人たちが用いるベタ語。

『用例』

女のひどい裏切り。

恋人:「なんだとぉ」
振り上げられるこぶし。
女:「殴ってあなたの気が済むなら…でも、お願い。顔だけはやめて…」
振り上げられたこぶしは、力をなくした。

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2006年06月16日

この中に殺人鬼がいるかもしれねェのにこんなトコいれっかよ

【このなかにさつじんきがいるかもしれねぇのにこんなとこにいれっかよ】(連続殺人事件語)
この日本ではあまり考えられない孤立無縁な土地で集められた場所で、連続殺人事件を行われた際に宿泊客の一人が用いるベタ語。
外に助けを求める手段を探しにいったりして橋が燃えているのを見かけたり、部屋にこもった後次の犠牲者になったりなど状況を悪化させるきっかけとなるベタ語である。

『用例』
雪山のコテージにて連続殺人事件が発生した。
電話が通じず、吹雪で外に出ることができない。
偶然居合わせた、刑事が外との連絡手段を求め外に出て帰ってきた。
刑事:「俺たちが乗ってきた車もパンクさせられてる。吹雪がやむまであまり遠くにいけないようだ」
女:「そんな…まだ、殺人犯がうろうろしているかもしれないのに」
刑事:「みんなでここのロビーにいれば安全です」
すると、男がヒステリックに立ち上がる。
男:「この中に殺人鬼がいるかもしれねェのにこんなトコいれっかよ!俺は、部屋に戻って鍵をしめるぜ」

Offerd from ちっぷす arranged & posted by うり)

2006年05月26日

死ぬのは俺一人で十分だ

【しぬのはおれひとりでじゅうぶんだ】(男の生き様語)
大事な人がいる戦友を死なせないためにみぞおち等で気絶させながら口にするベタ語。このベタ語を口にした人物は死に瀕する状態となる。

『用例』

アキト:「ここの敵はあらかたやっつけたな」
ヒビキ:「あぁ。そうだな。」
アキト:「あとは、あいつを倒しに行くだけだな」
言うか言わないかのうちに、アキトはみぞおちあたりに強い衝撃を覚えた。
ヒビキ:「死ぬのは俺一人で十分だ。俺が、命をかけてあいつを倒す」

(Posted by うり)

2006年03月28日

法が許しても俺が許さない

【ほうがゆるしてもおれがゆるさない】(洋画劇場語)
突然、大切な人を奪われた主人公がこの言葉を胸に悪を倒すときに用いるベタ語。
相手が、警官もしくは、政治家、いや大統領ならなおベタ度が高まるのはいうまでもない。

『用例』

突然家族を奪われた男。
事件は、何者かの手で握りつぶされてしまった。

法が許しても俺が許さない。

男は、銃を両手に立ち上がる。
悪いやつらは全部俺が片付ける。

次週、洋画劇場 こうご期待!

(Posted by うり)

2006年03月08日

負けるとわかっていても戦わなければならない時がある

【まけるとわかっていてもたたかわなければならないときがある】(プライド語)
プライドをなくしてしまったら男は男でないのかもしれない。無謀なことだとわかっていても前に進まなければならないときに用いられるベタ語。
最近では、サッカーの宣伝文句で用いられているが随分軽いベタ語になっているようである。

『用例』
姉のように、母のように慕っていたエリーがさらわれた。
吾郎は、彼女を助けるべく難攻不落といわれている敵の要塞に向かおうとしていた。
仲間たち:「お前1人じゃ無理だよ。お前も殺されちまう」
吾郎:「じゃぁ、エリーを見殺しにしろっていうのかよ!」
仲間たち:「…………いや、俺らはお前をいかせるわけにはいかない」
すると、男が現れ仲間たちに押さえられている吾郎を助け出した。
男:「吾郎いけ!」
仲間たち:「吾郎がしんじまうんだぞ」
男:「男には、負けるとわかっていても戦わなければならない時があるんだよ。吾郎さっさといけ!」

(Posted by うり)




2006年02月27日

けーってくれないか・・・

【けーってくれないか・・・・】(頑固一徹語)
"かえってくれないか”ではなく、“けーってくれないか”ということによって頑固な職人肌を演出するためのベタ語。

『用例』
自殺と断定されたある男の死・・・。
刑事は、その死に疑問を抱き捜査を一人続けていた。
そして、何かを隠している死んだ男の父親の店を再び訪ねる。

倉田刑事:「あの日のこと何か他におもいあたることはないのですか?」
親父:「もう、全部別の刑事に話したよ。」
倉田刑事:「あの日、あなたの息子さんが殺されたのかもしれないのですよ?」
親父:「わりぃけど、もう、けーってくれないか・・・豆腐屋は朝がはぇーんだよ。邪魔だ邪魔だ」
倉田刑事:「なにか聞けるまでまた来ますから」

(Offerd from バシ arranged & posted by うり)

2006年01月19日

誰の許しをもらって店を開いているんだ?

【だれのゆるしをもらってみせをひらいているんだ】(縄張り語)

街にはびこる悪の軍団たちが、店を開いている弱い人たちから逆らえないのをいいことにショバ代を巻き上げ骨の髄までしゃぶりつこうとするときに用いられるベタ語。たまたまそこに正義の味方が居合わせるとベタ度が高まる。

『用例』
細々と蕎麦屋を続けている老夫婦。客は、男一人しかいずひっそりしている。
すると、突然男たちがはいってきた。

男:「主人はいるか?」
主人:「はい。わたくしですが」
男:「この店は、誰の許しをもらって開いているんだ?
主人:「許しといわれましても…」
男:「ここのシマは、大黒組のもんなんだよ!だまって商売やられたら困るってもんだ」
主人:「そんな・・・」
男:「まぁ、おれらもショバ代をこれだけもらえりゃ文句はねぇ」
男は指を主人の前に出した。
主人:「そんなお金…」
男は、後ろにいる子分たちに目配せする。
すると、子分たちは店の中で暴れだした。
一人、蕎麦をすすっていた男は箸を置きゆっくり席を立つ。

(Posted by うり)

2005年12月14日

芳醇な香りが口全体に広がります

【ほうじゅんなかおりがくちぜんたいにひろがります】(グルメレポーター語)
味わい深いものを食べたときに用いられるベタ語。食べ物から、ワインなどの飲み物幅広い分野で用いる事ができるオールマイティである。

『用例』
あるテレビ番組。
レポーター:「みてください。このジューシーなお肉。」
ナイフで割るとハンバーグからおいしそうな肉汁が…
レポーター:「それでは、一口いただいてみますね」
あつそうな顔をしながら
レポーター:「ソースの芳醇な香りが口全体に広がります。このソースずいぶん手がかかっていますけど、どのぐらい時間がかかるのですか?」

(Posted by うり)

2005年12月02日

なにより楽しむってことが大事 

【なによりたのしむってことがだいじ】前提語 

物事の重点を、まずは自分が楽しむことにおいた考え方。やっぱそれが
大事じゃん?みたいな感じに思ってる人が使用する。楽しいということ
はやはりいいことなのだろう。好きこそものの上手なれ、または嫌よ嫌
よも好きのうちなのだ。そんなベタ語である。

『用例』

ロックバンド「サーベルタイガーズ」の控室にて。

ミッキ「どうしたんだよ?辞めるなんて言い出すなんて?」
チャリ「俺、やってく自信がないんだよ。ぶっちゃけ譜面よめないし」
ミッキ「………チャーリー、あのさ。」
チャリ「え?」

ミッキ「ロックは、小手先のものじゃないよ。もっと大きいものだよ。」
チャリ「………。」
ミッキ「何より、楽しむってことが大事なんじゃねぇか?」

(posted by イロ室長

2005年11月28日

親のひいたレールの上は歩きたくない

【おやのひいたれーるのうえはあるきたくない】(金持ち反抗語)

先のわかってしまう人生は面白くない。そんなことを考えてしまう少年少女が用いるベタ語。生活
環境にめぐまれている人々が発することが多い。親の敷いたレールをはみ出してこそ一人前の人間なのだと考えられている。

『用例』

進路のことで口げんかになっている松田家

松田:「父さんのいうことがきけんのか!」
松田母:「そうよ。お父さんは正樹のためを思ってくださっているのよ」
正樹:「そんなの知るもんか!父さんの思い通りになんてなってたまるもんか」
松田母:「なんてこというの」
正樹:「父さんの敷いたレールの上を歩くなんてまっぴらだ!俺の人生なんだ」

(Posted by うり)

2005年11月08日

眠らない街東京

【ねむらないまちとうきょう】警察24時語

生き馬の目をぬくような街。それが東京である。将門の霊に守られてる
街。それが東京でもある。財布はちゃんと紐をつけて、首からぶらさげ
ておいたほうが無難である。いつどんな人が、財布を狙ってくるかわか
らないからだ。しかし人の数だけ夢があるのも東京である。そう、それ
ままさに不夜城、東京とは眠らない街である。そんなベタ語。

『用例』

スーパーひたちで、ようやく上野についた「イロ青年」だった……

イロ:「ふぅ…やっとついたな。しかし、なんて人だ。今日は祭りか?
    もう8時なのに。すごい人だ。家に帰らないのかな。うちの商
    店街なんて、7時に全部のシャッターがしまるぞ……やはり、
    眠らない街、東京ってとこか……。」

(posted by イロ室長

2005年10月27日

え?チャーシュー麺3つ?うちはラーメン屋じゃありません

【ちゃあしゅうめんみっつうちはらあめんやじゃありません】逆探語

誘拐事件というのは、定年を間近にひかえたベテラン刑事でも二の足を
踏むような、難しく、デリケートなものなのである。そして犯人からの
電話を長引かせるように奥さんに要求したり、いわゆるチーム作業も要
求されるものでもある。しかしながら、間が悪いとはこのことだろう、
逆探中に、よくある間違い電話がこれのベタ語である。

『用例』

被害者宅にて、犯人の電話を待つ七曲署の刑事たちだった。

倉田刑事:「奥さん、犯人から要求の電話がかかってきたら。」
妻由美子:「………(ごくり)はい。」
倉田刑事:「できるだけ時間を稼いでください。」
妻由美子:「………わかりました。」

そのとき、電話が唐突に鳴り響く………。

倉田刑事:「奥さん!」
妻由美子:「……もしもし…。」
倉田刑事:「………。」
妻由美子:「え?チャーシュー麺3つ?うちはラーメン屋じゃありません!」

倉田刑事:「……ふぅー。ったく人騒がせな……。」

(posted by イロ室長

2005年10月17日

金がなきゃ体で払ってもらうしかねえな 

【かねがなきゃからだではらってもらうしかねえな】そ、それだけは語

売るのは自分だけなのかもしれない。そして、とりあえずは、何ももっ
ていくものがない場合、何かを取りに来た人は、こういうしかないのだ
ろう。手ぶらで買えるわけにはいかないのだから。この時、男がニヤリ
と笑うとより臨場感が高まる、そんな役者冥利につきるベタ語。

『用例』

借金取:「だから奥さん、うちらも手ぶらで帰るわけにはいかないのよ。」
サチコ:「でも、本当に家にはお金がないんです。」
借金取:「それじゃ困るのよ。」
サチコ:「来週中にはなんとかします。」
借金取:「先週もそうやって、今日になったんですよ。」
サチコ:「ないモノは出せません。」

借金取り、サチコの体をなめまわすように眺めて。

借金取:「金がなきゃ体ではらってもらうしかねぇな。」

(posted by イロ室長

2005年10月03日

飼い犬に手を噛まれないようにな 

【かいいぬにてをかまれないようにな】せいぜいがんばりな語

つまるところの捨て台詞である。むしゃくしゃした腹いせにこのような
言葉を相手に、独断と偏見をもって投げかけるのだろう。それは、お前
は知らないだろうが、部下たちはお前を見限ってるぞ。と言う意味を、
案に含んでいるのである。そんなベタ語。

『用例』

ライバル:「ふん。せいぜい、熱血リーダー気取ってればいいさ。」
イロ教官:「………いつまでもお前の思いどおりになると思うなよ。」
ライバル:「………どうだか………ははは。じゃあな。熱血教官。」
イロ教官:「………。」
ライバル:「あ、そうだ。せいぜい飼い犬に手をかまれないように。」

イロ教官:「どういう意味だ!」
ライバル:「いずれわかることだよ。ははははははははは(退場)。」

(posted by イロ室長

2005年09月16日

正義は勝つ

【せいぎはかつ】(善悪の彼岸語)
荒唐無稽なヒーロー戦隊物の主人公が敵を倒した時によく用いられるベタ語。
結局、正義が勝つのではなく、勝ったからこその正義なのである。

『用例』
朝焼け新聞政治部・・・
記者Aが神妙な面持ちで記者Bに小声で話しかけた
記者A「ある信頼できる情報筋から、田丸大臣が今夜、極西商事と料亭で接触するという情報が入った」
記者B「田丸大臣?!うちの上層部と繋がりがある代議士だろ?」
記者A「ああ・・・きっとその料亭で、金銭の授受が行われる・・・」
記者B「・・・スクープするのか?田丸はあっち関係との繋がりもあるし、途中で情報が漏れたらお前消されるぞ」
記者A「そん時はそん時だ・・・番記者ふぜいの俺が、ニッポン丸の政治かえてやるよ」
記者B「おい・・・」
記者Aは右手で拳を作り、カッと目を見開いた

記者A「正義は勝つ!!」

上着とカメラを掴み部署を出る記者A
とっさに記者Bはどこかへ電話をかける
記者B「もしもし、実は・・・」

翌日の某新聞社会面・・・
赤坂の路上で新聞記者が水溜りで溺死という不可解な記事が踊った・・・


(posted by mirada)

2005年09月15日

え………お前は女? 

【え………おまえはおんな】まさか語 

そのまさかである。今まで男だと思って闘っていた奴の様子がどうもお
かしい。体も小柄だし、組んで触った感触がどうもやわらかい。うん?
と思ったのも束の間。防具をとると実は女なのである。そしてそれが、
物語に重要なヒロインである事はまず間違いない。そんなベタ語。

『用例』

イロ:「くっ………(速い………)。」

相手の動きに翻弄されている抜け忍イロだった。

イロ:「ならば逆をとるまで………(飯綱落し)。」

おや………?その時、イロはふと気づいた。その隙を見て逃れる相手。
その一瞬の刹那、相手の覆面がはらりと外れる。

イロ:「……え………お前は女?

(posted by イロ室長

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