深夜が人に与える影響は多大なものである。真面目なサラリーマンも学者も学生も全ての人を詩人にしてしまうのである。深夜に書くラブレターは誰もが詩人となったベタラブレターなのである。朝になって読みかえしてびりびりに破いて捨てるとベタ度は高まる。
『用例』
深夜。周りがひっそり静まっている時間。
美知子への愛が溢れだしてしまいそうな恭介は思いをしたためた。
“マイスイートエンジェル美知子
僕は、君の事を考えると胸がしめつけられて壊れてしまいそうだよ。
僕は、君を知ってから背中に翼が生えてどこにでもいけそうな気分だよ。
君が、寂しい思いをしないようにいつでも飛んでいけるように。
あぁ。愛してる。
君の恭介より”
(Posted by うり)