2005年10月08日

《青春のバイブル》傷だらけのヒーローになってみよう


チームワークが乱れがちなとき、仲間をひとつにまとめたいとき。あな
たならどうするだろうか?『青春』という言葉のもとに、みなの心をひ
とつにまとめたいとき、血染めのツールは書かせないアイテムである。


図1.ヒーローになるために
hi-ro-2.jpg



§なぜ、傷だらけのヒーローになれるのか?

血をみると人は興奮するのである。もし、社内ボーリング大会で、血を
流しながらボールを投げ続けたのならば、きっと部下も、上司も、憧れ
の受付嬢も「あの人はこの大会に、社員生命をかけている」と思い、あ
なたを見る目が変わるだろう。

§用意するもの

血  友達や仲間  ライバルチーム  双子の弟  包帯
甲子園につれってとせがむ幼馴染  ヤクザな新監督      
流れる汗  適度に汚れたユニホーム  マキロン 保険証のコピー



      ■■■ 要点チェック ■■■

一、「ドクターストップ」はヒーローになれ!という意味である!
一、血→興奮→鼻血→病院→ナース→興奮→鼻血の連鎖の法則がある!
一、逆境は、発想の転換や、強引な思いこみで克服することができる!

(posted by イロ室長)

2005年10月01日

《青春のバイブル》夜汽車にのって知らない町を目指そう

 人はみないつの時代も新しいものを発見する為に移動を繰り返す。そう、しゃかりきコロンブスのようにである。自らが属する【ここ】ではない【どこか】へと、刺激を求め、居場所を求めて、憧れの【どこか】で見聞を広めたいと願っている。そして若者はその【どこか】で本当の自分自身を発見し、大人になってゆくのである。
 もし君が、【ここ】での日常があまりにもちっぽけで、あまりにも陳腐だと感じたら、夜汽車にのって知らない町を目指すのだ。人生というレールを走る汽車は、他ならぬ君なのだから。

§なぜ「夜汽車」なのか?

 夜汽車に表示される終着駅は、昼に見る汽車のそれとは違い、きっと他府県であろう君の知らない駅名。君の目にはその終着駅が、期待と不安の輝かしい明日と映るのであろう。この夜汽車にのれば、【ここ】ではない【どこか】へと連れて行ってくれる。夜汽車の中で疲れて寝てしまえば、夜明けの日の光が「新たな始まりよ」と、優しく起してくれる。君はそんな夢を夜汽車に見るのである。終わりから始まりへの「希望の光」なのである。

kisyakisya.jpg

§典型的なケース

・理解の無い教師、愛の無い親に嫌気がさした場合。
・此処での評価に満足できずに、本当の評価を受けたくなった場合。
・暴力団と繋がっている町の権力者に目をつけられ、命が危なくなった場合。

§行動を取り巻く条件

・凛と凍りついた真冬が望ましい。
・澄んだ星空に恋人の星座がきらりと光っている。
・見知らぬ行商の男から、果物を分けてもらう。


§ケーススタディT(学生 16歳 男)

いつも『あいつ』は寝ていた―――。

僕の高校は進学校で、一年から受験のお勉強が強いられるわけだけど、なんとなく僕はしっくりこなくて・・・。「ただ単についていけないだけじゃない?」なんて、嫌味な加藤は言うんだ。いや、そうじゃないんだよ……将来も大切だと思うけど、みんなは今を楽しんでいるのかなって、もっと何かやるべきことがあると思うんだよ・・・「へっ、お前みたいにドロップアウトしてたら、一生浮かび上がれないよ」はは・・・そんなもんかな・・・。
自習が通例となっている自由時間に、僕は提案してみたんだ。「みんなで気球を作くろう」って、、、そしたら教室は失笑の笑いで埋まったよ。僕も悔しいから、一人で作ったんだけど、浮かぶことは無かったんだ、ぼろぼろで・・・・・・なんか、どうしょーもなく、さびしかったんだ・・・・・・
荷物を纏めて家を飛び出したのはその日の夜。行く当ても無かったんで『あいつ』の所に行ったんだけど、僕は驚いたね。寝ている筈の『あいつ』が今にも動き出そうとしていたんだ……
「さあ、のれよ」え?!・・・僕に話しかけたのは君かい・・・すごい、すごいよ。僕は『あいつ』の言葉に甘えて吸い込まれる様にのったんだ。

……それから僕は『あいつ』と―――。

§ケーススタディU(会社員 34歳 男)

残業が終わって会社を出た時には、既に明日となっていました。
最終電車に間に合うように急いで駅に向かうと、事故の影響で電車の到着が遅れているようでありました。赤ら顔のサラリーマンが溢れているフォームでは、私と同い年ぐらいのサラリーマンが酔いつぶれて誰かの嘔吐物の上で寝転んでいました。
向かいのフォームに、夜行列車が見えました。そのフォームにはそれに乗るであろうギターを抱えた若者の姿も見えます。それはそれはいい表情をしている―――これからどんな試練が待ち受けていようとも、どんな苦痛に見舞われても、それを乗り越えてゆく決断の顔・・・それに比べここにいる連中は如何だろう―――疲れた顔でアルコール臭い息を吐きながら、それを全て由として他人のような顔をしている―――
・・・・・・ここにいたら駄目になる。
そう思うと同時に私は走り出していました。―――会社を辞めることになるだろう、いやそれでも良いんだ。もともと望んで入った会社でもないし。出来るなら、あの若者に声をかけてみよう。そして君の夢を聞かせてくれないか―――あのフォームに向かって、あの夜行列車に―――。

(posted by mirada)

2005年09月23日

《青春のバイブル》河原で番長連合と決闘してみよう

青春とは若き血潮の発露のことであろうか。若者は時として無謀とも思える行動をとるものである。例えば登山家が山に登るとしてもそれはそこに山があるからであって、若者が強大な何かに立ち向かうとしてもそれはそこに賭けるべきものがあるからではないだろうか。もし、あなたが何か強大なものにぶつかるならそれに全力で立ち向かうべきだろう。たとえそれが、あの恐るべき番長連合であっても河原で決闘をもうしこんでみよう。


§なぜ「決闘」なのか

古来より決闘とは互いの誇りを賭けた神聖なる儀式であった。ヨーロッパでは白手袋を対象者に投げつけることにより意思を表明した。本邦においては名乗りをあげることで自身の精錬さを表明し、来るべき決闘の序章とした。そう。決闘とは互いの魂の呼応の儀式なのである。拳と拳、血と汗の交流によってはじめて分かり合えるものもあるのだ。だから勝ち負けに問わず若者は決闘をするのである。

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§典型的なケース

・番長連合が強いる旧体制的なしきたりにどうしても賛同できなくなった場合
・かわいいあの子や大切な友達が番長連合によって貶められている場合
・旧派閥体制が新体制の発起に横槍を入れてきた場合


§行動を取り巻く条件

@見晴らしの良い河原。
A東側に土手があり夕日が望めること
B恋人もしくは友達が見守っていること
C不可能な場合は感情を高めれる場所


§ケーススタディ(会社員 36歳 男性)


  とある繁華街の飲み屋街。そう、誰もが社会のしがらみを忘れてひと時の憩いを得る場所である。孝之は36歳。家には妻と子供がおり、会社では係長の地位にある。今日は会社の同期と日頃の関係は忘れ、ただの男同士として酒を酌み交わしていた。

  「おっと人にぶつかっときながら挨拶もなしかよ?」街のチンピラである。「いけねぇなぁ。いい大人が礼儀をしらねぇなんてなぁ。おい。教育してやれ」そう言うや否やチンピラの仲間達が襲い掛かってきた。「ほお。高島製薬の係長さんかよ。なんだよその目は?」孝之が落としたパスケースをみながらチンピラがいう「やるってぇのか?明日の朝刊が楽しみだなぁ」

そう、孝之は地位も家庭も名誉もある社会人である。守るべきものは沢山ある。
暴行を受けている友人。それを守れない自分。そして大人になってしまった自分。様々な思いが孝之の中を駆け巡る。そして、孝之はぐっと拳を固める。なぜならそこに強大な敵がいるからだ。
「サラリーマンをなめんじゃねぇえええ!!」

(Posted by Camel)

2005年09月17日

《青春のバイブル》スクランブル交差点の真ん中で立ち止まる


§なぜ「スクランブル交差点」なのか?
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現代の社会の流れは年々早くなる一方である。
人々は、その流れについていくことに必死になりがちとなり、前に進むことに捕らわれてしまっている。社会の中で前に進むことだけを目的としていた自分から、自分をみつめ目的をもって前に進む自分になるためには、スクランブル交差点の真ん中で立ち止まるこここそが有効である。そして、スクランブル交差点で立ち止まるという行動自体があなたを社会と自分の関係を認識する手段となりうるのである。

§典型的なケース
・放課後はなんとなく流されて女友達といつも過ごしてしまう
・仕事が忙しく、貯金はあるが友人も恋人もいなくなってしまった
・好きな音楽ができると思いデビューしたが、事務所の提供する音楽しか歌えない

上記、もしくは、類似するケースの場合は、直ちに§行動の取り巻く条件を参考にしスクランブル交差点で立ち止まることをお勧めする。

§その状況における感情例
家族を守るためにとおもって必死に働いてきた。しかし、家に帰る時間がなくなり仕事がどんどん増え家族との会話もなくなってしまい。家に帰ると息の詰まる毎日。
そのうち、目的が失われただただ月末にお金を持って帰る日々。
久しぶりに息子と顔をあわせたときに息子が言った。
「おじちゃん今度いつくるの?」
俺が望んでいた生活はこんなものだったのだろうか?
スクランブル交差点で信号が青になるのを待ちながら考え込む。
信号が青になると自動的に動き出す足。
こんな生活のままでよいのだろうか?俺が思い描いていたものはなんだったんだろうか?

§行動を取り巻く条件
@スクランブル交差点
Aどんより曇り空(気温20℃ぐらい)
B服は、制服や背広など社会に囚われているという状況を示すものがよい。
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(Posted by うり)


2005年09月10日

《青春のバイブル》 ★土手に寝転んで流れる雲を眺めてみよう

 
  古来より、人は『自由』を空に求めてきた。あの空を思いっきり自
由に飛べたら、どんなに気分がいいことだろう……。鳥になりたい―。
人は歴史に登場したその日かそんなふうに空を眺めつづけてきたのだ。
その無限の広がりは、あなたに生きるヒントと希望を与えてくれるだろ
う。何かにつまづいてしまったとき、人生の岐路に立つとき、そして、
どうしようもならない葛藤を抱えているとき、川原の土手に寝転んで、
流れる雲を眺めてみよう。

図)土手で

§なぜ「空を見上げる」のか?

  人は関係性の中で生きている。人間と社会は切り離しては考えられ
ない時代に、私たちはいきているのだ。そして社会とはルールにほかな
らない。だからこそ秩序がある。しかし仮にあなたが「青春」したいな
ら、そんなものは「しゃらくさい」だけかもしれない。なぜならあなた
の「青春という心のキャンバス」は「自由」というペンで描かれなくて
はならないからである。そして「自由」とは大空に他ならない。流れる
雲はそんな「縛りつけるだけの大人から、解き放たれたあなた自身」そ
のものなのだから………。

§典型的なケース 

・部活か勉強か?両親の期待と仲間との友情を天秤にかけている場合。
・修行のため旅立つ日を、決めかねている見習い魔女の場合。
・本当のロックンロールを見失っているロッカーの場合。
・好きな女の子が今日、成田からロスに旅立ってしまう場合。

§条件・データ 



yoyomoki.jpg
土手には食用となる野草も意外と多い
写真は「よもぎ」(多年草)



★★★ これから青春をむかえるケーススタディT(学生 18歳 男)


―あの雲はどこから来て、どこへ行くんだろう………。

  草を引き千切りその茎を噛むと、苦味が口いっぱいに広がった。青
春のほろ苦さだった。もっと強くなりたい。それには、ここにいたらダ
メだ。旅に出なくてはならない。

   旅にでよう。テントとシュラフの入ったザックをしょい、
   ポケットには一箱の煙草と笛をもち。旅にでよう。


寝転んで空を見上げると、雲が流れていく。学生服が窮屈な17歳。ま
だ僕は何者でもなかった。そうして僕は自分を探す旅に出た―。



★★★ 青春をとりもどしたいケーススタディU(商社マン 38歳 男)


―俺っていったい何なのだろう?

  今日も大口の契約を一つ成立させた康夫は、荒川土手に寝転び、流
れる雲を眺めていた。ポケットには1冊の文庫本、サン=テグジュペリ、
「星の王子さま」―。

あの雲はどこからきて、どこへいくんだろう?そして俺は―。「自由」
になりたい。スーツが窮屈になりはじめた年頃、世の中の仕組みがわか
りはじめた38歳のブルースは今日、自分を探す旅に出る。


                               (posted by イロ室長)

(お知らせ)

本日より週末企画として始まった「青春のバイブル」いかがでしたでし
ょうか?打ち切りにならないよう、がんばりたいと思います!(イロ)

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